【フィリピン・マニラ】タクシーの運ちゃんとの”大人”のお話
フィリピンといえば、「セブ島」などのリゾート地をイメージされる方も多いでしょうが
私が敢えて行ったのは、首都 マニラ。
マニラはアジア圏でも有数の治安の悪さで有名です。
空港から出て、タクシーに乗ろうと案内窓口でタクシー乗り場を聞くと
空港職員が真っすぐぼったくりタクシー業者へ導いてくれる。
そんな素敵な都市、マニラ。
そこで経験した、ちょっと”大人”なお話をば、ひとつ。
フィリピンと言えば、「夜の歓楽街」のイメージが強い人も多いと思いますが
私はそういう文化に疎く、日本でも殆んど夜のお店には行ったことがありませんでした。
そこで、私は「何事も社会勉強だ」と思いマニラの「夜の街へ繰り出す」ことを決めました。
調べてみると、マニラにはセクシーな女性が多数いる「ゴーゴーバー」、
日本でいう「キャバクラ」のようなフィリピーナバー、
そして華やかなドラァグクイーンたちが踊りを見せてくれる「ゲイバー」など、
数々のお店があることを知りました。
まぁとりあえず実際にそのエリアに行ってみよう。着いてから雰囲気で決めればいいや。といつも通りの行き当たりばったりな感じでスケジュールを立てる私。
そして、出かける準備をし、宿泊するホテルにタクシーを呼んでもらいました。
そのタクシーの運転手、Yさん(仮名)は色黒で少しだけ掘りが深い顔立ちの壮年の男性。身長は165センチ前後。
一言で言うと「猿っぽい」感じの、陽気な方でした。
目的地を告げ、タクシーを走らせます。
さすがはフィリピン、交通渋滞がえげつないです。
そんな中、元々陽気なフィリピン人のおじさんです。
どんどん話しかけてきます。
「どこから来たの?」「何しにきたの?」「どんな食べ物が好き?」などなど当たり障りない話題を振られましたが
やはり、目的地のことで察していたのか
「あとは…そうだな…やっぱ、ネーチャン目当てなんだろぅ?(ニヤニヤ」
正直、「とりあえずどんなのか見てみたい」程度だったのでお姉さんと××したいとかそういうのはあんまりなかったのですが
なんか英語でそれを説明するのも面倒だったので
「あーまあ…」
みたいな返事をしてしまいました。
これが全ての元凶。
それからの運ちゃんの怒涛の営業アプローチ。
「俺、いい店知ってるから兄ちゃん連れてってやるよ!」
「知り合いにいい女がいるんだ!どう?」
「今から行くエリアよりここのほうが断然イケてるぜ!?」
などなど。
仲介料目当ての営業トークが延々続きます。
正直、辟易してきた私は、愛想笑いしながら「せっかくですけど、結構です~」みたいな返答で交わしていました。
すると「あぁ、そう…」と引き下がる運ちゃん。
「お、諦めてくれたか?」
そう思った私に、運ちゃんが言ってきた、斜め上の言葉。
「もしかして兄ちゃん…ゲイなのかい?」
そうきたか―――――――――!!!
いや、まぁね。大体フィリピンに来る日本人はチャンネー目当てって言いますからね。こんだけ否定したらそう思いたくなる気持ちはわかりますけどね。
そんな聞きます?初対面のお客さんに????
フィリピンすげーな、と思いながらなんかもう否定するのも面倒だったので
「あ、はい」
と答える私。
すると運ちゃん、「あぁ、そうだったのか。そうだよね、それは言いづらいよね。ごめんなぁ」と謝ってくる。
「いえいえ」と私が言った後、しばし沈黙が流れる。
お、流石にこれでこの話は終わったかな?
そう思った次の瞬間、驚きの一言が。
「…じゃあ、俺なんかどう?」
そうきたかーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
…はい。
いや、逃げ道なしかい!と。
フィリピン人金稼ぐためなら、文字通り体使うのも厭わないんやなと。
びっくりしました。(※もちろんお断りました)
「こういうプレイまでなら、○○ペソできるぜ」
とか普通に持ち掛けてきてマジビビりました。
※ちなみに、その運ちゃんは孫が4人います。
いやー、フィリピン人のたくましさは見習うべきところがありますね。
皆さんも是非、こんな楽しい国フィリピンへ行ってみてくださいね☆